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Original Intellectual Record Shop COOL HAND are go!
COOL HAND

古物商許可番号
第731269400017号
(広島公安委員会)

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Amusement
Club60's
E-mail
 
Vol. 19
01 The Ran-Dells - Come On And Love Me Too
02 Johnny Fisher - Tan Dan
03 Stan Ross - Drowning In The Surf
04 Ray Stevens - The Old English Surfer
05 Ray Stevens - Surfin USSR
06 Dave York And The Beachcombers -
Beach Party - I Wanna Go Surfin'
07 Ray Holland - Surfboard Stag
08 The Infernos - Goin' Crusin'
09 Gordon And Sue With The Algonquins -
Surfin' Sal And Charmin' Willie
10 The Zip-Codes - Dear Henry Ford
11 Ponderosas - Everybody’s Surfing
12 The Lucky Stars - My Surfin' City Sweetheart
13 Pete Stamper -
Cheva-Kiser-Olds-Mo-Laca-Stude-Uar-Linco-Baker
14 The Sweater Boys - We Ain't Gonna Make It Through Summer
15 Robert Helpmann - Surfer Doll
16 The Silly Surfers - Cowabunga! Surf's Up
17 The Silly Surfers - Wave Hog
18 The Weird-Ohs - Endsville Eddie
19 The Weird-Ohs - Francis The Foul
20 The Ghouls - LIttle Old Lady From Transylvania
21 The Ghouls - Be True To Your Ghoul
22 The Ghouls - Monsterbilly Heaven
23 The Ghouls - The Graveyard Shift
24 The Ghouls - Bela Be Good
25 The Munsters - Munster Creep
26 The Munsters - T.V. Monster Show
27 The Munsters - Frankenstein Had A Hot-Rod Car
28 The Munsters - Herman's Place
29 The Munsters - (Here Comes The) Munster Coach
30 The Munsters - Ride The Midnight Special
31 Squiddly Diddly - Surfer's Hall of Fame
32 Squiddly Diddly - Surf Bunny
33 Squiddly Diddly - Surf Is Up Today
34 Squiddly Diddly - Nose-Rider
35 Squiddly Diddly - Squiddly
36 Squiddly Diddly - Surfin' Song
37 Danny Hutton - Monster Shindig
38 Todd And Devin - Monster Drag / Surfin`s Cool
39 The Diamonds - Batman, Wolfman, Frankenstein Or Dracula
40 The Monstrosities - Dance Along With Dracula
(Doin' The Drac)

Vol. 19
Novelty song section
Other stuff with beach pop, summer pop etc
 

The Ran-Dells
19-01
The Ran-Dells - Come On And Love Me Too
(7: Chairman 45-4407) 1963
New Jersey 州 Villas 出身のトリオ。
Robert Rappaport
Steven Rappaport
John Spirt
この曲は彼らの名曲ノヴェルティーソング“Martian Hop”の続編
"Sound Of The Sun" のカップリング曲である。
火星で火星人のダンスブームを発見した彼らは他の星々での探査
を始めた。そして太陽でダンスブームが起きてる事に
気づいた彼らは太陽に近づき観察しようとする。
これこそが “Martian Hop” 新章だったのだ。
まるで映画「猿の惑星」をも想起させる展開だ、
嗚呼恐るべしダンスブーム!
因みに私は日本盤シングルのジャケを見て
男が女性の背後からカンチョウをしようとほくそ笑んでいると
思って、私は鼻水出るほど笑ってしまった。

 
19-02
Johnny Fisher - Tan Dan
(7: Park Ave P-125) 1963
当時 John Fisher はこの Park Avenue レーベルで働いていた。
その後、彼は Crusader Records の社長に就任することになる。
本件シングルは1961年10月2日をピークに全米1位となった
Jimmy Dean "Big Bad John" に対するサーフィン版パロディーソングで
作者クレジットが P. Pipole-R. Regan となってるが恐らく
P. Pipolo のミスクレジットと Russ Regan だろう。
プロデュースの Gram-Fisher は Gary Paxton の Garex Records
の名サーフバンド The Cornells のプロデューサーチームで
恐らく本件 Johnny Fisher (John Fisher) が含まれる。

アレンジはノヴェルティーソング業界の番長 Gary Paxton が担当してる。
1964年、John Fisher は Crusader Records の社長を務め、
彼は Terry Stafford の “Suspicion” という大ヒットを生み出した。
1964年8月15日の Billboard で発表された通知によると
John Fisher は突然 Crusader Records を去り、代わりに
Harry Maselow (Dobie Gray を育てた一人) が就任した。
通知には John Fisher が去った理由は書かれていないが、
1964年10月に Billboard は、John Fisher が Current Records
を設立した事を発表した。


Gary Paxton
 

Stan Ross / Stanley Ralph Ross
19-03
Stan Ross - Drowning In The Surf
(7: Reprise 20,119 Promo only) 1962
Gold Star Studios の設立者で有名エンジニアーと同名なので
勘違いされやすいが、本件はカルトな人気を持つソングライター
兼俳優の Stan Ross (Stanley Ralph Ross) である。
彼が出演した映画やテレビ番組は数え上げるときりが無いが
一連の Beach Party Movies や The Man from U.N.C.L.E. (1964),
Batman (1966), The Monkees (1966), Columbo (1971) etc etc
早い話がこの人はアメリカのサブカルチャーファンにとって有名な
アイコンである。驚くべきことに本件ノヴェルティー作品が
リリースされたのが1962年10月であり Beach Boys - Surfin (Candix)
が1961年にリリースされてローカル・ヒットになるや早速
メロディーを引用し "Drowning In The Surf" (波でおぼれる) と
リアクションしてる。という事は数ある Beach Boys への
カウンターリアクション/ノヴェルティソングの最初期の
作品となり、Beach Boys のマニアックなコレクターや
60s アメリカン・サブカルチャーファンの収集対象となる。


 

Ray Stevens
19-04
Ray Stevens - The Old English Surfer
(7: Mercury 72430) 1965
先ずはお馴染み Mercury Records のラベル3種。
The Hondells でもそうだったように、この時期
Stock copy は赤ラベルと黒ラベルがあり、White Label Promo copy
と合わせて3種類となる。

アメリカを代表する天才芸能人 Ray Stevens のシングルオンリー。
彼は後にグラミー賞を受賞するが、彼の novelty singer としての
活動が如何に愛されていたかが解るユーモラスな作風だ。
A面は葬儀屋の歌で、1965年としては珍しく Fuzz guitar を
冒頭で効果的に使っており「葬送行進曲」をイントロに配している。
本件B面 "The Old English Surfer" は Fiddle を冒頭で用いて
イギリス人キャラクターを紹介しているが恐らくプロデュースを担当した
Jerry Kennedy の演奏と思われ、パートナーで南部の帝王の
Shelby Singleton が共同でプロデュースをしている。また曲中では
Beach Boys "Little Deuce Coupe" のフレーズを使って滑稽な
サーファーを歌っているため Stan Ross - Drowning In The Surf
同様にマニアックな Beach Boys コレクター達の必須アイテム
となっている。

   
 

Ray Stevens
19-05
Ray Stevens - Surfin' U.S.S.R.
(7: MCA Records MCA-53372) 1988
Track from his album Ray Stevens -
I Never Made A Record I Didn't Like
(LP: MCA Records MCA-42172) 1988
(CD: MCA Records MCAD 42172) 1988
80年以降のサーフノヴェルティーソングの中では
最高傑作との呼び声も高い。
ロシア民謡 “ポーリュシカ・ポーレ”を使った見事な転調。
もはや芸術の域に達したノヴェルティーソングだ。

この曲の作者 William Martin (Bill Martin) について
記述しておこう。彼はアメリカのミュージシャン、
ソングライター、脚本家、コメディアン、声優。
そして The Monkees の Michael Nesmith の友人だ。
Bill Martin は The Monkees の "All of Your Toys" の作者で
その後、彼はシンガーソングライターの Harry Nilsson と
ソングライターコンビを組み、シングルとLPで2つの異なる
ヴァージョンで Harry Nilsson が1969年にリリース
した曲 "Rainmaker" を書いた。

Harry Nilsson はまた、Bill Martin の書いたいくつかの曲
“Fairfax Rag” や “City Life” などを歌った。
Bill Martin が書いた “Evergreen (Earth Anthem)” は
Cyrus Faryar, The Turtles, Dan Fogelberg らによって録音された。
因みに Bill Martin は1970年に自身のアルバムを Harry Nilsson
のプロデュースでリリースしたが全く売れなかった。
Bill Martin's Concerto For Head Phones
And Contra-Buffoon In Asia Minor
(Warner Bros. Records WS-1856)

 

Dave York (Dave Kinzie)
19-06
Dave York And The Beachcombers - Beach Party / I Wanna Go Surfin'
(7: Lancelot Records LA-6) May 1962
(7: P-K-M Records 6700) Jun 1962
Dave York, またの名を Dave Kinzie と言う。
本件シングルの前に Gary Usher works でも知られる俳優の
Don Brandon の1962年シングル "Oh, My Love" (Lancelot LA-5)
を Dave Kinzie が書いており本件同様に Gary Paxton の
アレンジでリリースしていた。
恐らく後を受け継いだ P-K-M Records の P が Gary Paxton で
K が Dave Kinzie、そして M が本件プロデュースを担当した
Frederick Mikesell の3名の頭文字で設立した節税レーベル
だと推測される。当然ながら録音は Gary Paxton Studio だろう。
Gary Paxton の Studioは後に Curt Boettcher が好んで使用した。
Friar Tuck, Your Gang, Tommy Roe - It's Now Winter's Day,
そして The Ballroom も Gary Paxton と Curt Boettcher の
共同作業で録音されていったのだから、West Coast music
の歴史とその発展のルーツを探訪すれば、本件シングルに辿り着く。

Dave York は本名を David Harold Kinzie と言い、1937年7月23日
に生まれインディアナ州ハモンドの農場で育った。
彼は8歳のときに母親が亡くなるまで農場で育ち、彼は若い頃から
農場手伝いとして働き、青果スタンドのヘルパー、新聞配達、
ガソリンスタンドヘルパー、レストランのキッチンヘルパーと
様々な仕事をした苦労人だった。
そして母親が亡くなった後は普通の子供時代を過ごしていたにも
かかわらず、彼の父親は再婚した。しかし彼は新しい母親から
良い扱いを感じなかったため12歳で学校を辞めて逃げ出した。
彼は兄と一緒に暮らすためにカリフォルニアまでやって来た。

David Kinzie は18歳になったとき、空軍に入隊した。
彼はレーダーオペレーターとして訓練を受けて、
日本と韓国の空軍基地で勤務した。
彼が日本で過ごした時間が、彼の日本語への愛の舞台となった。
彼は日本食レストランに行くこと以上に日本語を披露する事が
大好きだった。
そして名誉除隊により空軍を退役した後、彼は人生で自分の足跡を
残すためにカリフォルニアに戻った。彼は何か特別なことをしたい
という考えを持っていたがどうやってそれをするのか全く
分からなかったので独学で音楽を始めた。
間もなくして彼は Gary Paxton と出会い、Gary Paxton の
スタジオで働き始めた。1962 年は彼の年になった。それが彼の
人生を決定づけた。彼はビーチミュージックの波に
最初に乗った一人になった。

彼が Dave York And The Beachcombers 名義でリリースした
"Beach Party" は Arrange を Gary Paxton が手掛け先ず
Lancelot Records LA-6 で1962年5月に "(Let's Have A) Beach Party"
としてリリースされ、それをレーベルの閉鎖に伴い
Gary Paxton, Dave Kinzie, Frederick Mikesell の3人で共同運営
する彼らの頭文字から名づけた P-K-M Records 6700
でタイトルをシンプルに "Beach Party" として同年6月に再リリース
したところ8月25日に Billboard Top 100 チャートにランクインし、
最終的にピークで95位というヒットとなった。
Lancelot のラベルではプロデュースが
Kinzie, Mikesell. (Dave Kinzie,Frederick Mikesell) と印刷されたが
P-K-M Records では Paxton, Kinzie, Mikesell
(Gary Paxton, Dave Kinzie, Frederick Mikesell) と印刷され
London Records Inc. の全国配給がクレジットされた。

彼は多くの人が「一発屋」と呼ぶ人物になったが、David Kinzie は
2年めのスランプを乗り越えようと狂ったように努力した。
彼はその後 Gary Paxton のスタジオで
Bobby (Boris) Pickett And The Crypt-Kickers "Monster Mash"
(Garpax Records P-1) のレコーディングに参加した。
このノヴェルティーソングは1962年7月に最初のリリースがされ、
好評を得たので Garpax Records 44167 でピクチャースリーヴを
付けて1962年8月に再リリースしたところ9月8日に Billboard Top 100
チャートにランクインし一気に全米1位の大ヒットとなり
遂にはノヴェルティーソングの金字塔となった。

しかし David Kinzie は音楽業界でそれ以上をやり遂げることが
できなかった。彼は得意の日本語で1970年代から有名な
日本料理店「山城ハリウッド」で働き始めワン・ヒット・ワンダー
の日々を過去のものにすることができた。


Gary Paxton
 
19-07
Ray Holland - Surfboard Stag
(7: Margo Records 101) 1963
先ずこの Margo のレーベルに書かれたレーベル名の由来
Music And Romance Go On 愛とロマンスは行き続ける
といった恥ずかしくなるようなネーミングである。
この California 州南部内陸の Riverside の Margo Records の
ファーストシングルが本件だ。
でこのおじさん、恐らくRiverside のローカル R&B シンガーで、
この自作曲どう聴いても Eddie Cochrane "Summertime Blues" を
The Coasters のように歌ったらこんなになっちまった的な歌だ。
しかもかっこいいとかっこ悪いの境界線上をまたいでる。
その理由はあの "Summertime Blues" の印象的なフレーズを
ギターでやればいいのに、サックスでやってる。
そのくせ最初の間奏部ではかっこいいギターブレイク、
2度目の間奏部ではホットなサックスブレイクを入れるといった
変態アレンジを施しノヴェルティーチューンへと昇華させてる。
一応 Ray Holland のディスコグラフィーを掲載しとく。

Ray Holland - Surfboard Stag / My Summer Baby
(Margo Records 101) in 1963.

Ray Holland And The Lily Cup Singers -
You Got Me Laughin' / Please Take Me Back
(SAM S-120) in April 1963.
SAM is "Sound And Music" that Owne himself.d by Leona Leivas.
2037 Milton St. Riverside, California.
Catalog of Copyright Entries: Third series showed
"RIGHT TIME FOR LOVE"
W & M Dave Bryan & Leona P. Leivas
7Dec60 ; EU650135

Ray Holland And The Lilly Cups -
King Of The Beasts / Gotta Go To Viet Nam
(Aertaun 1106) in 1964.

Ray Holland -
Walking Horse Inflation Blues / Peach Picking Time In Georgia
(Candy Mountain Sounds & Music No Number) in 1979.
Nashville Record Productions # NR10507.

These all tracks composed by Ray Holland himself
except "My Summer Baby" (Written by Milt Rogers-Alex Beller)

 
19-08
The Infernos - Goin' Crusin'
(7: Hawk Records 101) 1963
(7: Hawk Records 45-13500 Promo) 1963
むむ、どっかで聴いたことがある曲調、、、
作者が Jerry Leiber-Mike Stoller
なるほど、The Coasters の Searchin' のパロディー
替え歌なのか。
ストックコピーとプロモコピーでは番号が違うとこも
指摘しておこう。

 
19-09
Gordon And Sue With The Algonquins - Surfin' Sal And Charmin' Willie
(7: Canada Carlton C. 595) 1963
(7: Carlton 595) 1963
本件カナダのグループで、カナダとアメリカの双方で
同じナンバーでリリースされている。
この曲は古い童謡 Charming Billy (Billy Boy) を
サーフヴァージョンに書き換えたもので、
Charming Billy (Billy Boy) の場合は古い世代なら
小学校で歌っていたお子ちゃまソングとなる、
Billy Boy は彼の母親からさまざまな質問をされ、
その答えはすべて、若すぎると言われている彼女と
結婚したいという彼の探求に焦点を当てている。

本件シングルは初心な少年 Willie Boy が彼の母親から
さまざまな質問をされる滑稽な歌で、Willie Boy は
彼女について行ってサーフィンサウンドを聴いたけど
自分が若すぎてお母さんから離れられなかったと答え
彼女について行って Surf City に行ったけど
やっぱり怖くてお母さんから離れられなかったと言っている。
御存知 Jan & Dean の Surf City は The Beach Boys の
Brian Wilson が書いて1963年6月15日をピークに
全米1位となり、Surfin' というハワイのローカルスポーツ
がアメリカ本土の西海岸の若者達によって新しいライフスタイル
へと変っていく現象を表した象徴的な歌だった。
本件シングルは、それをカナダが「やっぱりボクにはまだ
サーフィンは怖かった」と古い童謡を使ってリアクションした
ノヴェルティーソングだ。

 

Buzz Cason


Gary Paxton
19-10
The Zip-Codes - Dear Henry Ford
The Zip-Codes - Mustang Rumble
(LP: Liberty LRP 3367 mono / LST-7367 stereo) 1964
Tracks from The Zip-Codes - Mustang!
当時の Buzz Cason と Gary Paxton に予算を与えたら直ぐに
この手の企画アルバムを作って当然だろう的な
The Zip-Codes - Mustang! (Liberty LRP 3367 mono / LST-7367 stereo)
から2曲を紹介。
ノヴェルティーソング業界のパイオニアーでもある
Gary Paxton は自身のスタジオを持っており
London Records 配下による Garpax という自身のレーベルを
運営していた。
そこでリリースした The Captivations (Garpax 44179) の
シングル製作も彼によるもので、録音メンバーに Buzz Cason
を参加させていた。
Gary Paxton - Lead Vocal
Roy Durkee - Bass Vocal
Gary Usher - Backing Vocal
Bruce Johnston - Backing Vocal
Buzz Cason - Baccking Vocal

Gary Paxton はこの1964年の5月に The Road Runners のアルバム
The New Mustang (London LL-3381/PS-381) をリリースしている。
Gary Paxton のレーベル Garpax が London Records の傘下であった
関係もあり、恐らく Ford の新車 Mustang のプロモーション
タイアップの話で Gary Paxton に依頼がきたものと推測される。
それ故に本件 The Zip-Codes - Mustang!
(Liberty LRP 3367 mono / LST-7367 stereo) と
The Road Runners -
The New Mustang (London LL-3381 mono / PS-381 stereo) は
同じ時期に Gary Paxton がセッションミュージシャンを
集めて制作した姉妹作品という事になる。
本件スタジオユニットの The Zip-Codes だが、録音メンバーは
Al Capps, Stan Farber, Ron Hicklin, Bob Zwirn,
Jerry McKenzie, James Burton, Sonny Curtis,
Russell Bridges (Leon Russell)
Producer, Instrumental Arranged by Buzz Cason.
Instrumental Arranged by Gary Paxton.
Vocal Arranged by Bob (Mr. "Z") Zwirn.
Engineered by Charles Underwood, Eddie Brackett.

ヴォーカルパートで参加した Al Capps, Stan Farber, Ron Hicklin そして
Mr. "Z" こと Bob Zwirn の4人は元々 The Eligibles (Capitol, Imperial etc)
として活動していたヴォーカルグループであり、Hanna-Barbera Records の
ノヴェルティーサーフアルバム Squiddly Diddly の正体も彼らだった。
彼らはその歌声を買われて多くのバックシンガーズとしてもレコードに
参加してる。その中には取り分け日本でも有名な The Love Generation や
The Going Thing でも有名な John Bahler and Tom Bahler らとの
The California Dreamers もあり、The Zip-Codes もその一環だった。
Stan Kenton のバックでドラマーをしていた Jerry McKenzie,
Elvis Presley のギタリスト James Burton,
Buddy Holly 亡き後も The Crickets のメンバーとして活躍していた
ギタリストの Sonny Curtis, そして Russell Bridges 事若き日の
Leon Russell がキーボードを担当している。

 
19-11
Ponderosas - Everybody’s Surfing
(7: Co & Ce Records C-236) 1966
Al Barkle - Muscle Beach (Frantic 45-F-108) にも同じ事が
言えるが、盆踊りでもできそうなホノボノリズムだ。
凄いのはハワイアンギターがふんだんに使われてるが
間奏部になると Duane Eddy 顔負けの Twang Guitar
が披露され、ふと盆踊りしていた自分が恥ずかしくなる。
盆踊りするなっ!と怒られたようである。

 
19-12
The Lucky Stars - My Surfin' City Sweetheart
(7: Guyden Records 2097 Promo only) 1963
Freddy Cannon "If You Were A Rock And Roll Record"
and Ronnie Dio "Our Year", Rick Nelson "How Does It Go",
The Tomboys "I'd Rather Fight Than Switch" etc etc.
多作なソングライター Jay Goodis がブームに乗って
書いた Surfin’ ソング。Jan & Dean “Surf City” の便乗商法で
も考えたか “Surfin' City” としたのだが、東西の海岸カルチャー
のギャップなのだろう。学生のカジュアルパーティーの
乗りで作ってるからワイルドな競技としての Surfin’ を
完全に無視した結果、リバーブの効いたサーフギターは
皆無で、教室のオルガンで歌う合唱曲の Polka レベルに
仕上がっている(笑)
A-side より Hot sax break を持ってる B-side のほうが
かっこいいロックンロールだ!

 

Pete Stamper
19-13
Pete Stamper -
Cheva-Kiser-Olds-Mo-Laca-Stude-Uar-Linco-Baker
(7: Dot Records 45-16183) 1961
ふふふふ、これは誰も知るまい。ケンタッキー生まれの
コメディアン、エンターテイナーの Pete Stamper が
残したノヴェルティー級ホットロッドロッカーの隠れた逸品。
Chevrolet, Oldsmobile, Lincoln, Studebaker 等をつないだ
言葉遊び的なタイトルだが、自作でギターブレイクも入れてる。
1964年に Pete Stamper はこの曲を自身が持つ自主レーベル
Rockcastle RC-1001 からもリリースした。
レーベル名は彼が住んでいたケンタッキー州の郡にちなんで
名付けられた。

因みに本件、アメリカのノヴェルティーソング博士の
私の友人も知らなかった。
博士曰く「私はこの歌を聞いたことがなかったが、 かわいい曲だ。
Johnny Cash がこれを聞いて1976年の曲 "One Piece at a Time" を
思いついたのではないかと思う。」との事。

 
19-14
The Sweater Boys -
We Ain't Gonna Make It Through Summer / Because She's Different
(7: Mercury 72587) 1966
Four Seasons follower の一つだが、その詳細は不明だ。
どちらかと言えば Four Seasons の変名の The Wonder Who
のようなノヴェルティーチューンのサマーポップだが
作曲家の Neil Sheppard, Shadow Mann こと Art Wayne が書いた
B面のダンスチューンがかっこいい。ホルンを効果的に
導入する等、プロダクションのクレジットが注目される。
Produced by Bill Silva and Chuck Sagle となっているが
Bill Silva は Diplomacy Records の社長で Soul 系の
ソングライター、プロデューサーである。

彼は Al Verissimo とソングライターコンビを組んで白人の
Jim Doval & The Gauchos の一連のビートソウルチューンを
書いた。因みに Jim Doval は当時日本でもシングルリリースしてる。
Chuck Sagle はオーケストラリーダーとして楽団ものや
ポピュラーシーンでも有名だが、彼を最も評価するならば
やはり Space Age Pop の第一人者としての名声だろう。
これは音楽スタイルではなく、1950年代と1960年代の宇宙時代
におけるメキシコやアメリカの作曲家やソングライターに
関連するポップやイージーリスニングといった音楽のサブジャンル。
バチェラー・パッド・ミュージック (Bachelor Pad Music)
またはラウンジ・ミュージックとしても知られ、この時代の精神や、
戦後の強力な経済とテクノロジー・ブームに基づいた楽観主義、
および人類の宇宙進出初期における興奮に触発されたもの。
と言うことは、本件1966年のリリースだが、その楽観的で
陽気なサウンドから推察するに、1963年11月22日の
ケネディー大統領暗殺によってお蔵入りしていた1964年の
作品であることが伺える。


Art Wayne


Chuck Sagle
 

Robert Helpmann
19-15
Robert Helpmann - Surfer Doll
(7: Australia His Master's Voice EA-4620) Feb 1964
(7: Blue Pacific Records 123 Promo only) 1964
オーストラリアのダンサー、俳優、舞台監督、振付師。
間抜けなコーラスをバックにした陽気なサーフビーチポップだが
良く聴くと1963年の Dick Dale and His Deltones "Secret Surfin' Spot"
(Roger Christian-Gary Usher 作) のパクリである事が解る。
作者クレジットは Magoon Jr.-Miller (Eaton Magoon, Jr.-Eddie Miller)
ハワイ録音で作者もプロダクションも全てハワイ陣営。
Produced by John De Marco
A&R John Pease.
A Blue Pacific Recording.
オーストラリアの有名俳優がアメリカのハワイに出向いて録音し、
本国オーストラリアではリリースしたが、さすがハワイ産のシングル、
弱小プロモーションでアメリカ本土では当然黙殺された。

 

Chuck Girard
19-16
The Silly Surfers - Cowabunga! Surf's Up
Track from album
The Silly Surfers - New! The Sounds Of The Silly Surfers
(LP: Mercury MG-20977 mono / SR-60977 stereo) 1964
ホットロッドイラストレイターの William Campbell が
描いたモンスター系のコミカルなキャラクターを
モチーフとしたプラモデルやフィギュアが発売された。
結局この奇妙なモンスターキャラクターはディズニーに
対するアンチテーゼだ。甘いキャラなんかに満足できない
年齢層はアヴァンギャルドなキャラに魅せられるのだ。
日本で言うところの「キモカワ」ってとこか。
現在でも根強いマニアがいるそのモンスターキャラクター
を題材にし、Gary Usher のノヴェルティー路線が
開花した2枚のモンスター系ノヴェルティーアルバムが
Mercury Records からリリースされた。
The Weird-Ohs - New! The Sounds Of The Weird-Ohs
(Mercury MG-20976/SR-60976)
The Silly Surfers - New! The Sounds Of The Silly Surfers
(Mercury MG-20977/SR-60977)
この2枚はどちらもサウンド的には同じで、時期的に同じ
Mercury の The Hondells のセッションを流用して録音されている。

この The Silly Surfers との姉妹プロジェクトである
The Weird-Ohs のアルバムから6曲ずつピックアップ
したカップリングで、このモンスターキャラクターの
プラモデル会社の Hawk が自社レーベル Hailyで編集した
宣伝用アルバム (Hairy HR-101)をリリースしている。
これらのアルバムでも Chuck Girard がリードヴォーカルを
担当し楽しい Surf Style Vocal を聴かせる。
プロデュースはこのプラモデルの発案者でおもちゃや
ゲームの有名な製作者の Reuben Klamer
そして Direction は Nick Venet が担当した。
楽曲は Gary Usher-Roger Christian
の他にも Jimmie Haskell, Dave Weiss らが提供している。
Directed By Nick Venet
Produced By Reuben Klamer
Gary Usher
Ritchie Burns
Richie Podolor
Jerry Cole
Randy Thomas
Chuck Girard
Shary Richards
All Selections written by Roger Christian, Jimmy Haskell,
Gary Usher And Dave Weiss

曲中叫ばれるカワバンガ (Cowabunga) とは、1960年代
のサーファー文化における有名なスラングの一つである。
主な使用例として、サーフィンでうまく波に乗ることが
できたときに発せられる、「やったぜ!」などがある。
この言葉は、1950年代のアメリカの子供向けテレビ番組
Howdy Doody に登場するキャラクター、Chief Thunderthud
によって使われた言葉、"Kawabonga" に由来する。
ティンカ・トンカ・インディアン (Tinka Tonka Indians、
Princess Summerfall Winterspring と Chief Featherman
による架空の部族) の言葉で、彼らの部族があらゆる驚きを
表現するために用いられる "Kawagoopa" という言葉があったが
後に Chief Thunderthud (Ooragnak 族に属した) が同様の
感嘆として "Kawabonga" を使い始めた。1960年代この番組
を見て育ったサーファーたちが、この言葉をサーフィンの場で
用いて、いつしか「カワバンガ (Cowabunga) / やったぜ!」という
現在の語形に変化していった。

Cowabunga!
Surf's up Grab your board and split
Cowabunga!
Surf's up Let's dig that surfin' bit
カワバンガ!
波が来た ボードを掴んで突き進んで行こう
カワバンガ!
波が来た さあ突っ込むぞ

When things get quiet and you're feelin' low
Here is a word I think you should know
But never say unless it's true
Oh you'll have every surfer after you
物事が静かになり、気分が落ち込んだとき
ここで知っておくべき言葉があると思うんだ
でもそれが真実でない限り決して言わないでくれよ
ああ、あらゆるサーファーが君を追いかけるだろう

Yes, This as a word that you should save
For nothin' less than a tidal wave
Now when you say it things'll start to jive
!Cause the whole darn beach will come alive
そう、これは保存しておきたい言葉なんだ
まさに津波だよ
今君がそれを言うと、物事は騒ぎ始めるだろう
だってビーチ全体が生き返るから

Cowabunga!
Surf's up Grab your board and split
Cowabunga!
Surf's up Let's dig that surfin' bit
カワバンガ!
波が来た ボードを掴んで突き進んで行こう
カワバンガ!
波が来た さあ突っ込むぞ

(Instrumental)

Cowabunga!
Surf's up Grab your board and split
Cowabunga!
Surf's up Let's dig that surfin' bit
カワバンガ!
波が来た ボードを掴んで突き進んで行こう
カワバンガ!
波が来た さあ突っ込むぞ

Where it came from no one really knows
But it's been here since the hangin' of toes
To make 'em smile you know what to say
Cowabunga!
The surf is on its way
それがどこから来たのかは誰も知らない
でもそれは足の指をぶら下げた時からここにあった
彼らを笑顔にするために、何を言えばいいのか知っているだろ
カワバンガ!
波が近づいているぞ

Cowabunga!
Surf's up Grab your board and split
Cowabunga!
Surf's up Let's dig that surfin' bit
カワバンガ!
波が来た ボードを掴んで突き進んで行こう
カワバンガ!
波が来た さあ突っ込むぞ

(Instrumental)

Cowabunga!
Surf's up Grab your board and split
Cowabunga!
Surf's up Let's dig that surfin' bit
カワバンガ!
波が来た ボードを掴んで突き進んで行こう
カワバンガ!
波が来た さあ突っ込むぞ

Cowabunga!
カワバンガ!

 

Gary Usher
19-17
The Silly Surfers - Wave Hog
(LP: Mercury MG-20977 mono / SR-60977 stereo) 1964
で本件は珍しく Gary Usher がリードヴォーカルを
担当したノヴェルティーサーフの逸品。

Well, You'll see Wave Hog down at the beach
when it comes to surfin' he's a big leach
He'll jump on your wave becuse that's his way
and he'll cover you up with a heavy spray
そうだ、君はビーチで波乗り豚野郎に会えるだろう
サーフィンに関して言えば、彼はビッグリーチだ
彼は君の波に飛び乗るだろう それが彼のやり方だから
そして彼は君に激しくスプレーをぶっかけるだろう

Well, he lines for the chance to a steal a wave
to push other kids is his one big grave
he sure doesn't have any sence of fair play
if you're paddlie' out, keep out of his way
そう、彼が他の子供たちを押す出して波を盗むチャンスを
狙っているのは、彼のいつもの大きなトラブルだ
彼にはフェアプレーのセンスがまったくないのは確かだ
もし君がパドリングをしているなら、
彼の邪魔にならないようにしてくれ

Well, here come here come Wave Hog
he sure doesn't have any sence of fair play
here come here come Wave Hog
if you're paddlie' out, keep out of his way
さあ、来たぞ波乗り豚野郎
彼にはフェアプレーのセンスがまったくないのは確かだ
来たぞ波乗り豚野郎
もし君がパドリングをしているなら、
彼の邪魔にならないようにしてくれ

Hey kids get out on my way
Cowabunga!
おい、ガキども俺の邪魔をするな〜
カワバンガ!

Well, One of these days he's gonna get in trouble
he'll be cleaned out right on the double
the other surfers will chase him away
but we know he'll be back again someday
まあ、そのうち彼はトラブルに巻き込まれるだろう
彼はすぐに一掃されるだろう
他のサーファーが彼を追い払うだろう
でも、俺たちは彼がいつかまた戻ってくることを知っている

Well, here come here come Wave Hog
the other surfers will chase him away
here come here come Wave Hog
but we know he'll be back again someday
さあ、来たぞ波乗り豚野郎
他のサーファーが彼を追い払うだろう
来たぞ波乗り豚野郎
でも、俺たちは彼がいつかまた戻ってくることを知っている

here come here come Wave Hog
Well, here come here come Wave Hog
来たぞ波乗り豚野郎
さあ、来たぞ波乗り豚野郎

Well, here come here come Wave Hog
here come here come Wave Hog
さあ、来たぞ波乗り豚野郎
来たぞ波乗り豚野郎

 

Chuck Girard
19-18
The Weird-Ohs - Endsville Eddie
(LP: Mercury MG 20976 mono / SR 60976 stereo) 1964
Lead vocal by Chuck Girard
Directed By Nick Venet
Produced By Reuben Klamer
Gary Usher
Ritchie Burns
Richie Podolor
Jerry Cole
Randy Thomas
Chuck Girard
Shary Richards
All Selections written by Roger Christian, Jimmy Haskell,
Gary Usher And Dave Weiss

Now there's a way out cat who really takes the cake
A reckless young hood who always rides the brake
But when it comes stoppin' now he's never ready
That's why everybody calls him Endsville Eddie
ケーキを本当に食べる猫が逃げ出す方法ができた
いつもブレーキを踏む無謀な愚か者
でも今立ち止まるとき、彼は決して準備ができていない
それが、誰もが彼をエンズビル・エディと呼ぶ理由だ

He always gets his kicks by stoppin' real short
He even drags his feet as a last resort
Now if you complain he'll ask you what's your beef
Don't ride with Eddie if you value your teeth
彼はいつもキックをして本当に速効で止める
彼は最後の手段として足を引きずることさえする
今、君が文句を言ったら、彼は君の牛肉は何だ尋ねるだろう
歯を大切にするならエディと一緒に乗らないで

Endsville Eddie it's a wonder that he's alive
Endsville Eddie when's he gonna learn to drive?
Endsville Eddie slow down for goodness sake
Endsville Eddie when's he gonna lay off that brake!
エンズビル・エディ、彼が生きているのが不思議だ
エンズビル・エディ、いつになったら運転を習うの?
エンズビル・エディ、念のためゆっくりしてくれ
エンズビル・エディ、いつブレーキを緩めるつもりなんだ!

He started drivin' this way right from the start
With his tongue hangin' out he thinks he's real smart
But one of these days he'll find it doesn't pay
He's gonna hit his brakes but they won't obey
彼は最初からこの方法で運転し始めた
舌を出して彼は自分が本当に賢いと思っている
しかし、そのうち彼はそれが報われないことに気づくだろう
彼はブレーキを踏むつもりだが、彼らは従わない

(Instrumental)

Endsville Eddie it's a wonder that he's alive
Endsville Eddie when's he gonna learn to drive?
Endsville Eddie slow down for goodness sake
Endsville Eddie when's he gonna lay off that brake!
エンズビル・エディ、彼が生きているのが不思議だ
エンズビル・エディ、いつになったら運転を習うの?
エンズビル・エディ、念のためゆっくりしてくれ
エンズビル・エディ、いつブレーキを緩めるつもりなんだ!

He started drivin' this way right from the start
With his tongue hangin' out he thinks he's real smart
But one of these days he'll find it doesn't pay
He's gonna hit his brakes but they won't obey
彼は最初からこの方法で運転し始めた
舌を出して彼は自分が本当に賢いと思っている
しかし、そのうち彼はそれが報われないことに気づくだろう
彼はブレーキを踏むつもりだが、彼らは従わない

 

Chuck Girard
19-19
The Weird-Ohs - Francis The Foul
(LP: Mercury MG 20976 mono / SR 60976 stereo) 1964
Lead vocal by Chuck Girard
Directed By Nick Venet
Produced By Reuben Klamer
Gary Usher
Ritchie Burns
Richie Podolor
Jerry Cole
Randy Thomas
Chuck Girard
Shary Richards
All Selections written by Roger Christian, Jimmy Haskell,
Gary Usher And Dave Weiss

He's comin' down the court now Francis The Foul
Got teeth like a tiger and eyes like an owl
With long skinny arms and the wierdo hands
He bugs the lef and boos all the fans
Got teeth like a tiger and eyes like an owl yeah Francis The Foul
彼は今コートに降りてくる フランシス・ザ・ファウル
虎のような歯とフクロウのような目を持つ
細くて長い腕と変人の手で
彼はレフトを攻撃し、ファン全員にブーイングを与えた
虎のような歯とフクロウのような目をしている
そう、フランシス・ザ・ファウル

Everyone jeers him when he gets tha ball
Cause he never does play right at all
He'll foul and cheat for a chance to score
If he blows a shot now he really gets sore
Got teeth like a tiger and eyes like an owl yeah Francis The Foul
彼がボールを手に入れると誰もが彼を野次る
だって彼は決して正しいプレーをしないから
彼は得点のチャンスを狙ってファウルや不正行為をするだろう
今彼がショットを打つと本当に痛くなる
虎のような歯とフクロウのような目をしている
そう、フランシス・ザ・ファウル

He's tryin' real hard to make his letter
But it won't happen til he gets better
Now he's been kicked outa seven schools
Cause he's always breakin' trainin' rules
彼は一生懸命 復学願書の手紙を書こうとしている
でも彼が良くなるまではそれは起こらない
今、彼は7つの学校から追い出された
だって彼はいつもトレーニングのルールを破るから

(Instrumental)

The coach says Francis has got to go
If he doesn't stop grandstandin' like a pro
The only thing that Francis does right
Is to really get on there and put up a fight
Got teeth like a tiger and eyes like an owl yeah Francis The Foul
コーチはフランシスは出て行かなければならないと言っている
彼がプロのようなスタンドプレーをやめないから
フランシスが正しいことをしている唯一のことは
本当にそこに乗り込んで戦うことだ
虎のような歯とフクロウのような目をしている
そう、フランシス・ザ・ファウル

Francis The Foul
Francis The Foul
フランシス・ザ・ファウル
フランシス・ザ・ファウル

 

Chuck Girard
19-20
The Ghouls - LIttle Old Lady From Transylvania
(LP: Capitol T 2215 mono / ST 2215 stereo) 1964
Jim Economides (Producer)
Gary Usher (Leader, Conductor, Vocals)
Glen Campbell (Guitar)
Richie Allen (Guitar)
Ritchie Burns (Guitar, Vocals)
Bill Cooper (Bass)
Hal Blaine (Drums)
Steve Douglas (Saxophone)
Chuck Girard (Lead Vocal, Keyboards)

折りしも The Munsters (CBS), The Addams Family (ABC)
とモンスターホラーコメディーのテレビ番組が始まった
1964年、まさにアメリカではモンスターホラーコメディーの
ムーヴメント到来!とリリースされた企画アルバムから。
グループ名の The Ghouls (グールズ)とは、墓場を荒らして
人肉を食する悪鬼達のことだ。ゴールスでもクールス
でもないので要注意(笑)しかし何とも物騒だが、
サウンド自体は Monster Hot Rod の部類に入るもので、
この手のファンには人気がある。夏場に聴けば、ただで
さえ涼しい感じのする Surf Music であるが、更に涼しく
なることうけあいである。

若き Phil Sloan のファルセットハーモニーをフューチャーし
1964年6月27日をピークに全米3位の大ヒットとなった
Jan & Dean - The Little Old Lady (From Pasadena) の
パロディーソングが本件であり、1964年10月に録音された。
本件は Chuck Girard がお婆ちゃんの声でリードヴォーカルを
担当しており、彼がいかに芸達者であったかが解る
ノヴェルティーソングの傑作だ。
曲のタイトルにもなっている Transylvania とはルーマニア中部に
広がる地域で、ドラキュラ伝説発祥の地、ドラキュラの故郷である。
小さくて迷惑なナターシャという老婆がドラキュラの故郷から
やって来て街でドタバタ騒ぎを繰り返すといった内容で
サーフィン&ホットロッド業界では既定路線の
コミックソングである。

It's the little old lady from Transylvania
トランシルバニアから小さなお婆ちゃんがやって来た

I'm the little old lady from Transylvania
Go Natasha go Natasha go Natasha go
I'm known from London to Pennsylvania
Go Natasha go Natasha go Natasha go
私はトランシルヴァニアから来た小さなおばあちゃん
行けナターシャ、行けナターシャ、行け行けナターシャ
私はロンドンからペンシルベニアまで有名なのよ
行けナターシャ、行けナターシャ、行け行けナターシャ

I drive dirt tracks through the mud
I guess you might say racing's in my blood
It's the little old lady from Transylvania
私は泥の中の未舗装のトラックを運転するわ
私にはレースの血が流れていると言えるかもしれない
トランシルバニアから小さなお婆ちゃんがやって来た

I can shut down Bela and Boris too
Go Natasha go Natasha go Natasha go
My new fuel injection is witches' brew
Go Natasha go Natasha go Natasha go
ベラ・ルゴシ (ドラキュラ) や
ボリス・カーロフ (フランケンシュタイン)
だって私ならやっつけるわ
行けナターシャ、行けナターシャ、行け行けナターシャ
私の新しい噴射燃料は魔女のビールなの
行けナターシャ、行けナターシャ、行け行けナターシャ

My car's painted bright poison apple red
With pipes loud enough to wake up the dead
It's the little old lady from Transylvania
私の車は明るい毒リンゴの赤に塗装されているの
死者を目覚めさせるほどの音量の
ツインパイプマフラーが付いてる
トランシルバニアから小さなお婆ちゃんがやって来た

Oh my I drive real fast and i'm really hip
I'm the sweetheart of the vampire crypt
When the moon is full I go kinda hairy
Making trial runs through the cemetery
Oh boy I too bats
ああ、私は本当に速く運転するし、本当にかっこいい
私は地下室の吸血鬼の恋人なのよ
満月になるとちょっと毛深くなる
墓地内を試運転中
ああ、私もコウモリなのよ

I'm the little old lady from Transylvania
Go Natasha go Natasha go Natasha go
I'm known from London to Pennsylvania
Go Natasha go Natasha go Natasha go
私はトランシルヴァニアから来た小さなおばあちゃん
行けナターシャ、行けナターシャ、行け行けナターシャ
私はロンドンからペンシルベニアまで有名なのよ
行けナターシャ、行けナターシャ、行け行けナターシャ

I drive dirt tracks through the mud
I guess you might say racing's in my blood
It's the little old lady from Transylvania
私は泥の中の未舗装のトラックを運転するわ
私にはレースの血が流れていると言えるかもしれない
トランシルバニアから小さなお婆ちゃんがやって来た

Oh I’m just dying to meet up with that little old wine-maker
How to shut you down
He thinks he’s too much
My witches' brew
My poison apple red candy colored car
He's nothin'
ああ、あの小さな年老いたワインメーカーに
会いたくてたまらない
あなたをシャットダウンする方法
彼は自分が多すぎると思っている
私の魔女のビール
私の毒リンゴの赤でキャンディーコーティングした車
彼は持ってない

 

Chuck Girard
19-21
The Ghouls - Be True To Your Ghoul
(LP: Capitol T 2215 mono / ST 2215 stereo) 1964
Jim Economides (Producer)
Gary Usher (Leader, Conductor, Vocals)
Glen Campbell (Guitar)
Richie Allen (Guitar)
Ritchie Burns (Guitar, Vocals)
Bill Cooper (Bass)
Hal Blaine (Drums)
Steve Douglas (Saxophone)
Chuck Girard (Lead Vocal, Keyboards)

こちらは The Beach Boys "Be True To Your School" の
モンスターパロディーソング。うふふふ

 

Chuck Girard
19-22
The Ghouls - Monsterbilly Heaven
(LP: Capitol T 2215 mono / ST 2215 stereo) 1964
Jim Economides (Producer)
Gary Usher (Leader, Conductor, Vocals)
Glen Campbell (Guitar)
Richie Allen (Guitar)
Ritchie Burns (Guitar, Vocals)
Bill Cooper (Bass)
Hal Blaine (Drums)
Steve Douglas (Saxophone)
Chuck Girard (Lead Vocal, Keyboards)


 

Chuck Girard
19-23
The Ghouls - The Graveyard Shift
(LP: Capitol T 2215 mono / ST 2215 stereo) 1964
Jim Economides (Producer)
Gary Usher (Leader, Conductor, Vocals)
Glen Campbell (Guitar)
Richie Allen (Guitar)
Ritchie Burns (Guitar, Vocals)
Bill Cooper (Bass)
Hal Blaine (Drums)
Steve Douglas (Saxophone)
Chuck Girard (Lead Vocal, Keyboards)

 

Chuck Girard
19-24
The Ghouls - Bela Be Good
(LP: Capitol T 2215 mono / ST 2215 stereo) 1964
Jim Economides (Producer)
Gary Usher (Leader, Conductor, Vocals)
Glen Campbell (Guitar)
Richie Allen (Guitar)
Ritchie Burns (Guitar, Vocals)
Bill Cooper (Bass)
Hal Blaine (Drums)
Steve Douglas (Saxophone)
Chuck Girard (Lead Vocal, Keyboards)


 

The Munsters
19-25
The Munsters - Munster Creep
(7: Decca 31670) 1964
(LP : Decca DL 4588 mono / DL 74588 stereo) 1964
折りしも The Munsters (CBS), The Addams Family (ABC)
とモンスターホラーコメディーのテレビ番組が始まった
1964年、まさにアメリカではモンスターホラーコメディーの
ムーヴメント到来!とリリースされた企画アルバムから。
The Munsters (マンスターズ) は、善良なモンスター一家の家庭生活を
描いたアメリカの喜劇番組。このシリーズの主演はフランケンシュタインの
怪物ハーマン・マンスター役の Fred Gwynne、吸血鬼の妻リリー役の
Yvonne De Carlo、年老いた吸血鬼ドラキュラ伯爵の祖父役の Al Lewis、
姪マリリン役の Beverley Owen(後に Pat Priest に交代)、
狼男のような息子エディ役の Butch Patrick そして
家族のペット "Spot" は火を吐くドラゴンだった。
私の推測では家族がモンスターというプロット (物語の筋、しくみ)
は妖怪人間ベムに受け継がれている。

1957年の人気テレビコメディー番組 "Leave It to Beaver" (ビーバーちゃん :
郊外に住む少年とその家族、友人たちの不幸を描くアメリカのテレビコメディ)
の制作者によって制作されたこのシリーズは、アメリカの郊外生活、
当時の健全な家族向けテレビ番組、伝統的なモンスター映画を風刺したものだ。
ABCで同時放映された、同様に不気味なテーマの The Addams Family
よりも高い視聴率を獲得した。
このシリーズは、1964年9月24日から1966年5月12日まで、
木曜日の午後7時30 分に CBS で放映され70 話が制作された。
しかしABC のバットマンとの競争に直面し、視聴率がシリーズ
最低に落ち込んだため、この番組は打ち切られた。

さらに興味深いのが音楽制作側の面子だ。
Written, Arranged by Joseph Hooven, Eddy Carroll, Hal Winn.
Produced by Joseph Hooven, Hal Winn, Lester Sill.
Engineered by J. Maloy Roach (Joseph Maloy Roach)

後に Sure Shot, Double Shot Records, Whiz Records の
レーベルオーナーとなるソングライター、プロデューサーコンビの
Joseph Hooven, Hal Winn を中心に制作をしている。
作曲ではカナダ人俳優で The Lettermen "How Is Julie?" の作者で
数多くのテレビ番組やコマーシャルに出演していた Eddy Carroll が参加。
彼は Hanna-Barbera の土曜朝のアニメシリーズ
The Amazing Chan and the Chan Clan を制作し、1971年にオリジナルの
声優 Cliff Edwards が亡くなり、Walt Disney Productions
でピノキオに出演するキャラクター Jiminy Cricket の役を1973年に
引き継いだ。そういった意味でも Eddy Carroll の参加はよい人選だ。
またプロデュースで映画とテレビのビジネスに長けている Lester Sill が参加。
彼はレコードレーベルのエグゼクティブであり Phil Spector の Philles Records
のパートナーとして、また Colpix Records と後の Colgems Records.の
両方の責任者としても有名だ。

Turn up this record and turn the lights down
Try a new dance that just blew into town
Put out your arms like a Frankenstein
Stomp around the room and have a crazyest time
And do the creep, do the creep do the munster creep
And do the creep, do the creep do the munster creep

All you gotta do is just stomp your feet
And put out your arms like you're walking in your sleep ah ha huh
Do the creep do the munster creep ah ha huh
Do the creep do the munster creep

Come on everybody and see the witches move
You can do the creep now like the munsters do
Make like a vulture give your girl a pass
She can be a vampire hanging on your neck
And do the creep, do the creep do the munster creep
And do the creep, do the creep do the munster creep

If you do the creep and you do it well
If you give it to a friend he'll be under your spell ah ha huh
Do the creep do the munster creep ah ha huh
Do the creep do the munster creep

Come any midnight and bring your special date
Everybody's meeting at the cemetary gate
It may look dead but the minute we arrive
The clock strikes twelve and man it comes alive
And do the creep, do the creep do the munster creep
And do the creep, do the creep do the munster creep

Turn on this record and turn the lights way down
And try a new dance that just blew into town ah ha huh
Do the creep do the munster creep ah ha huh
Do the creep do the munster creep
(Repeat)

 

The Munsters
19-26
The Munsters - T.V. Monster Show
(LP : Decca DL 4588 mono / DL 74588 stereo) 1964
Vocal group with instrumentation inspired by
the television show characters "The Munsters."
Written, Arranged by Joseph Hooven, Eddy Carroll, Hal Winn.
Produced by Joseph Hooven, Hal Winn, Lester Sill.
Engineered by J. Maloy Roach (Joseph Maloy Roach)

 

The Munsters
19-27
The Munsters - Frankenstein Had A Hot-Rod Car
(LP : Decca DL 4588 mono / DL 74588 stereo) 1964
Vocal group with instrumentation inspired by
the television show characters "The Munsters."
Written, Arranged by Joseph Hooven, Eddy Carroll, Hal Winn.
Produced by Joseph Hooven, Hal Winn, Lester Sill.
Engineered by J. Maloy Roach (Joseph Maloy Roach)
“Old MacDonald had a farm, E-I-E-I-O" を利用した
素晴しいノヴェルティーホットロッドチューン。

 

The Munsters
19-28
The Munsters - Herman's Place
(LP : Decca DL 4588 mono / DL 74588 stereo) 1964
Vocal group with instrumentation inspired by
the television show characters "The Munsters."
Written, Arranged by Joseph Hooven, Eddy Carroll, Hal Winn.
Produced by Joseph Hooven, Hal Winn, Lester Sill.
Engineered by J. Maloy Roach (Joseph Maloy Roach)
日本でもリリースされたので有名だが Joseph Hooven, Hal Winn
が書いた The Go-Go's "(They Call Him) Chicken Of The Sea"
の流用作品である。
18-08 The Go-Go's - (They Call Him) Chicken Of The Sea
も参照のことあるね。

 

The Munsters
19-29
The Munsters - (Here Comes The) Munster Coach
(LP : Decca DL 4588 mono / DL 74588 stereo) 1964
Vocal group with instrumentation inspired by
the television show characters "The Munsters."
Written, Arranged by Joseph Hooven, Eddy Carroll, Hal Winn.
Produced by Joseph Hooven, Hal Winn, Lester Sill.
Engineered by J. Maloy Roach (Joseph Maloy Roach).

 

The Munsters
19-30
The Munsters - Ride The Midnight Special
(LP : Decca DL 4588 mono / DL 74588 stereo) 1964
Vocal group with instrumentation inspired by
the television show characters "The Munsters."
Written, Arranged by Joseph Hooven, Eddy Carroll, Hal Winn.
Produced by Joseph Hooven, Hal Winn, Lester Sill.
Engineered by J. Maloy Roach (Joseph Maloy Roach)

 
19-31
Squiddly Diddly - Surfer's Hall of Fame
Track from children album
Squiddly Diddly - Squiddly Diddly's Surfin' Safari
(LP : Hanna-Barbera Records HLP 2043) 1966
Hanna-Barbera は、かつて Metro-Goldwyn-Mayer (MGM)で
トムとジェリーを制作した William Hanna and Joseph Barbera
が1957年7月7日に設立した、アメリカのアニメーション制作会社。
そのアニメ会社資本のレコード会社なので
良質な子供向けレコードが製作されていて、本件アルバムも
そんなチルドレンレコードの一つ。

歌は The Hanna-Barbera Singers が変名で担当したのだが
このシンガーズ、Stan Farber, Al Capps, Ron Hicklin からなり、
彼らは元々 The Eligibles (Capitol, Imperial etc) として活動
していたヴォーカルグループであり、その歌声を買われて
多くのバックシンガーズとしてもレコードに参加してる。
その中には取り分け日本でも有名な The Love Generation や
The Going Thing でも有名な John Bahler and Tom Bahler らとの
The California Dreamers, The Zip-Codes (Liberty) なんかも含まれる。

興味深い事に、アメリカのアニメ&チルドレンレコードの
マニアコレクター達に言わせると、当時このアルバムは
ストーリーレコード(物語中心に収録された)じゃないので
子供たちはパスして購入しなかったらしい。日本でも60年代の
アニメレコードとなると音楽面でも巨匠が手掛けるケースは
少なくはなかった。しかし流石に Surfin’ という西海岸限定の
特殊なスポーツ&レジャー文化ですら子供相手のレコードに
反映させるのがアメリカの凄さだろう。
その後の日本のアニメの進化があればこその、日本の
アニメソングの発展ではあるが、日本では子供相手に
Surfin’ music を製作するといった発想は今も昔も無い。

 
19-32
Squiddly Diddly - Surf Bunny
Track from children album
Squiddly Diddly - Squiddly Diddly's Surfin' Safari
(LP : Hanna-Barbera Records HLP 2043) 1966
Executive Producers: William Hanna, Joseph Barbera.
Arrangements: Stan Farber.
Mastering: Joe Leahy, Dave Diller.
All songs written by P. Shows, S. Farber (Peggy Shows-Stan Farber)
Vocalists: Stan Farber, Al Capps, Ron Hicklin.
All three were originally members of The Eligibles
(Capitol, Imperial etc)
They also vocalists and members of many background singing group
recordings, such like a The California Dreamers,
The Zip-Codes (Liberty) and many others.
Art Direction: Harvard Pennington.
Cover Art: Robert Schaefer.

 
19-33
Squiddly Diddly - Surf Is Up Today
Track from children album
Squiddly Diddly - Squiddly Diddly's Surfin' Safari
(LP : Hanna-Barbera Records HLP 2043) 1966
Executive Producers: William Hanna, Joseph Barbera.
Arrangements: Stan Farber.
Mastering: Joe Leahy, Dave Diller.
All songs written by P. Shows, S. Farber (Peggy Shows-Stan Farber)
Vocalists: Stan Farber, Al Capps, Ron Hicklin.
All three were originally members of The Eligibles
(Capitol, Imperial etc)
They also vocalists and members of many background singing group
recordings, such like a The California Dreamers,
The Zip-Codes (Liberty) and many others.
Art Direction: Harvard Pennington.
Cover Art: Robert Schaefer.

 
19-34
Squiddly Diddly - Nose-Rider
Track from children album
Squiddly Diddly - Squiddly Diddly's Surfin' Safari
(LP : Hanna-Barbera Records HLP 2043) 1966
Executive Producers: William Hanna, Joseph Barbera.
Arrangements: Stan Farber.
Mastering: Joe Leahy, Dave Diller.
All songs written by P. Shows, S. Farber (Peggy Shows-Stan Farber)
Vocalists: Stan Farber, Al Capps, Ron Hicklin.
All three were originally members of The Eligibles
(Capitol, Imperial etc)
They also vocalists and members of many background singing group
recordings, such like a The California Dreamers,
The Zip-Codes (Liberty) and many others.
Art Direction: Harvard Pennington.
Cover Art: Robert Schaefer.

 
19-35
Squiddly Diddly - Squiddly
Track from children album
Squiddly Diddly - Squiddly Diddly's Surfin' Safari
(LP : Hanna-Barbera Records HLP 2043) 1966
Executive Producers: William Hanna, Joseph Barbera.
Arrangements: Stan Farber.
Mastering: Joe Leahy, Dave Diller.
All songs written by P. Shows, S. Farber (Peggy Shows-Stan Farber)
Vocalists: Stan Farber, Al Capps, Ron Hicklin.
All three were originally members of The Eligibles
(Capitol, Imperial etc)
They also vocalists and members of many background singing group
recordings, such like a The California Dreamers,
The Zip-Codes (Liberty) and many others.
Art Direction: Harvard Pennington.
Cover Art: Robert Schaefer.

 
19-36
Squiddly Diddly - Surfin' Song
Track from children album
Squiddly Diddly - Squiddly Diddly's Surfin' Safari
(LP : Hanna-Barbera Records HLP 2043) 1966
Executive Producers: William Hanna, Joseph Barbera.
Arrangements: Stan Farber.
Mastering: Joe Leahy, Dave Diller.
All songs written by P. Shows, S. Farber (Peggy Shows-Stan Farber)
Vocalists: Stan Farber, Al Capps, Ron Hicklin.
All three were originally members of The Eligibles
(Capitol, Imperial etc)
They also vocalists and members of many background singing group
recordings, such like a The California Dreamers,
The Zip-Codes (Liberty) and many others.
Art Direction: Harvard Pennington.
Cover Art: Robert Schaefer.


 

Danny Hutton
19-37
Danny Hutton - Monster Shindig
(7: HBR 447) 1965
Danny Hutton - Monster Shindig Pt. 2
(7: HBR 453) 1965
Super Snooper And Blabber Mouse - Monster Shindig Parts 1 / 2
(7 EP : HBR CS 7020 Cartoon Series) 1965
(LP: Hanna-Barbera Records HLP 2020 Mono) 1965
Tracks from album "Monster Shindig"
Monster Shindig Parts 1 and 2 were the B sides of
Roses and Rainbows and Big Bright Eyes
by Danny Hutton on HBR repsectively.
Monster Shindig (Monster Shindig - Part 1)
いやああ、この流れでピンクレディも追加するかと考えてしまった
自分が怖いっ 納涼モンスター祭り うふふふ

1939年に名作アニメの「トムとジェリー」を制作した
William Hanna and Joseph Barbera は独立してアニメ制作会社
Hanna-Barbera Productions を1957年に設立した。
同社は1950年代後半から1960年代前半にかけて
ハックルベリー・ハウンド (珍犬ハックル) などのアニメテレビ番組
で人気が上がり、その後も原始家族フリントストーン,
ヨギ・ベア (クマゴロー), 宇宙家族ジェットソン, 科学少年J.Q,
チキチキマシン猛レース, スクービー・ドゥー他、次々と
人気アニメを制作していった。Hanna-Barbera はそのキャラクター
がさまざまな種類のメディアや無数の消費者向け製品に
広く登場し、世界で最も成功したアニメーションスタジオ
としてディズニーの地位を奪った。

そこで当初は Screen Gems と提携していた彼らは1964年に
独立レーベルとして Hanna-Barbera Records を設立し
ハリウッドに居を構えた。1965年、彼らは Danny Hutton を雇い、
新しいレコードレーベル Hanna-Barbera Records (HBR) を
Danny Hutton に運営させた。Danny Hutton は1966年にレーベルが
倒産するまでこのレーベルを運営し、本件シングルは440番から
スタートした通産8枚目のシングルでA面の "Roses And Rainbows"
は1965年10月16日をピークに全米73位を記録し、
レーベルで最初のヒットとなった。
この歌は1965年に「原始家族フリントストーン」の "Fred hated it!"
のエピソードで演奏されたアニメの挿入曲であった。

で、そのB面が本件で、Hanna-Barbera Records のスタッフライター
をしていた Lynn Bryson-Larry Goldberg-Peggy Shows が書いた
モンスターノヴェルティー。Lynn Bryson に関しては 16-03
Lynn Bryson - Big Mean Drag Machine も参照のこと。
この歌は似非ライヴヴァージョンの "Monster Shindig Pt. 2" として
再利用し "Big Bright Eyes" のB面に収録し HBR 453 でリリース。
そして "Monster Shindig" も "Monster Shindig Pt. 2" セットで
45rpm 4曲入り EP の HBR CS 7020 Cartoon Series で
Super Snooper And Blabber Mouse - Monster Shindig Parts 1 / 2
と子供向けシリーズでクレジットを変えて再リリースした。
そして子供向けストーリーを交えたアルバムにも収録された。


Lynn Bryson
 





Ronny & The Daytonas
(後列中央 Bergen White, 後列右 Buzz Cason
前列中央 Ronny Dayton こと John Buck Wilkin)
19-38
Todd And Devin - Monster Drag / Surfin`s Cool
(7: Bragg B-201) 1965
アメリカ南部、Nashville でプロデューサー、アレンジャー、
ソングライター 、歌手として活躍した Bobby Russell と、
Bergen White が中心となってレコーディングされたのが本作。
彼らは1964年にも地元の廉価盤でユニットを組み
その音源を The Jalopy Five 名義でもリリースした経緯がある。
Bobby And Bergen -
"I've Got A" Tiger In My Tank / The Whole Summer Through
(7: Spar 750) 1964
The Jalopy Five - (I've Got A) Tiger In My Tank
(7: Hit Records 145) 1964
Jalopy Five - Draggin' And Surfin'
(LP: Modern Sound MS 525) 1964

Bobby Russell はシンガーソングライターとしての下積みが長かった。
1959年から18歳でソングライターデビューしており
同年にカントリーデュエット Sadie & Bobby Russell -
Shackled / Not Even Friends (D 1115) でレコード
デビューをし、やはり1959年にはソロのティーンポップ
シンガーとして Dum Diddle / Perhaps (Felsted 45-8559)
でソロデビューしている。そんな中 Bobby Russell は
地元 Nashville の音楽シーンで多くのグループを
掛け持ちしていた Buzz Cason と出会う。

Buzz Cason は Snuff Garrett のアシスタントとして
Los Angeles に出向いて1960年からソロシンガー
としてのキャリアーを確立しようとしており
彼は Liberty Records と契約し映画 "Circus Of Horrors"
の主題歌を変名の Garry Miles 名義でリリースした
"Look for a Star" が6月20日をピークに全米16位の
ヒットとなった。(注:綴りの異なる Garry Mills -
Look for a Star Part 1 Imperial 5674 は違うシンガーに
歌わせており、そちらのヴァージョンも6月20日を
ピークに全米26位のヒットとなる)
Bobby Russell と Buzz Cason が出会ったのは
そんな頃だった。Snuff Garrett のアシスタントだった
Buzz Cason は Bobby Russell と一緒に "Tennessee"
と言う地元を題材とした所謂御当地ソングを書いたところ、
その曲は Jan & Dean によってシングルカット
(Liberty F-55454) をされた。プロデュースは
Lou Adler, Snuff Garrett が担当しており、
この曲は1962年5月26日をピークに全米69位の
スマッシュヒットとなった。この手応えを得た Buzz Cason
と Bobby Russell は West Coast の Youth Culture
を意識したサウンドを作り始める。

Buzz Cason と Bobby Russell, Bergen White はソングライターや
録音ユニットとして 1963年から Hit Recordsに参加する。
Hit Records は Spar, Giant, Modern Sound など
多くの系列会社を持っていたが、すべては廉価盤を販売
する会社だった。これらの会社のレコードは、一般の
レコード店ではなく、例えばロー・ティーン向けの
キャンディ・ストアーやスーパー・マーケットで販売
されたものだ。1960年代当時、普通の大手レコード会社
のシングル盤が1枚98セントや1ドルで売られていた
ところを、これらの廉価盤レーベルは1枚39セント、
もしくは3枚で1ドルという低価格で販売していたのだった。
「39セント」という価格は、Hit Records のオリジナルの
カンパニースリーヴに堂々と印刷されている。
そしてそのカタログは、The Beatles や The Beach Boys
らを初めとする人気グループのヒット曲の安易な
カヴァーソングも多かったが、実はオリジナルソングには
内容の良いものも多く残されており、現在ではそのコレクター
がいるほどだ。

Bobby Russell はセッションシンガーとしても参加し、
そこで作られていったサウンドは後に Buzz Cason や
Bergen White らと外部から参加した
Ronny & The Daytonas へと発展する。Bobby Russell は
1963年から Bergen White, Benny Latimore, Alpha Zoe
らと The Jalopy Five や The Music City Five と言った
名義のスタジオセッションバンドで地元ナッシュビルの
廉価盤レーベル Hit Records とその系列レーベルの
Giant Records や Modern Sound, Spar Records 等で
録音していた。そこには Bobby Russell And
The Tennessee Three (1963年 Hit Records) や
Merry Men (1963年 Giant Records) のような
彼のプロジェクトユニットも含まれる。

Bobby Russell のヴォーカルで歌われているこれらの
Hit Records や Spar のレコーディングには、
Buzz Cason (Guitar, Keyboard, Vocal)
Bill Justis (Saxophone)
Floyd Cramer (Keyboard)
Hank Garland (Guitar)
といった多くの南部出身の有名ミュージシャンたちも
参加している。
Buzz Cason は The Ronny And The Daytonas の
レコーディングにも参加、Buzz And Bucky
(Buzz Cason & Buck Wilkin) としてのシングルも残し、
更には Los Angeles に出て、Surf Music と大きく
関わっていく。Bill Justis は "Raunchy" のヒットで
最もよく知られ、Sun Records における Rockabilly
や Rock And Roll の伝説的なアーティストたちとも
関わりが深く、彼は Ronny And The Daytonas の
マネージャーとプロデューサーも務めた。
Floyd Cramer と Hank Garland の2人は、
Elvis Presley の Nashville セッションにも参加した
猛者たちだ。そしてスタジオにおける Bobby Russell
の役割は主にヴォーカル、プロデュース、
そして Bergen White はプロデュース、ヴォーカル
の他、ストリングスやホーンのアレンジも担当していた。

当時は市場変化も激しく、特に1963年11月22日に
ケネディー大統領が暗殺されてアメリカ全体の市場が
自粛ムードの中、1964年初頭からリリース予定だった
陽気な曲やダンスミュージックのリリースが軒並みキャンセル
になったのを皮切りに市場は夏まで停滞していた。
そんな中、デビューシングル "G.T.O." が1964年8月1日をピークに
全米4位の大ヒットを記録した Ronny And The Daytonas は
彼ら Nashville のミュージシャン仲間達にとって彼ら特有の
南部産カリフォルニアサウンドの成功例となった。
すぐさま彼らはカリフォルニアのミュージックシーンをリサーチし
様々な亜流に取り掛かった。もとよりサウンドを Beach Boys に
寄せていた Ronny And The Daytonas は御当地 Nashville 故に
Surfin' ではなく Hot Rod をテーマに特化しており、1965年の
セカンドアルバム "Sandy" では夏をテーマにしたコンセプトアルバム
であったので、彼らは無いものねだり的に Sutfin’ テーマを
やりたいという願望はあったが時流によってそれが許されなかった
という経緯があった。1964年夏頃からアメリカ市場の緩和ムード
が漂い、ついに The Munsters (CBS), The Addams Family (ABC)
とモンスターホラーコメディーのテレビ番組が始まった。
笑いに飢えていたアメリカでは従来の大笑いコメディーではなく
ウヒヒヒ、イヒヒヒとほくそ笑むモンスターホラーコメディーの
ムーヴメント到来!とケネディーショックのリバウンドで一気に
ミュージックシーンではモンスターノヴェルティーが弾けた。

The Silly Surfers, The Weird-Ohs, The Ghouls と立て続けに
モンスターノヴェルティーアルバムをリリースする Gary Usher を見て
彼ら Nashville 勢も着手したのが本件シングルである。
これは Bobby Russell and Bergen White によるスタジオユニットで
当然ながら Buzz Cason の参加が考えられる。
Bragg は Nashville を本拠にするローカルレーベルで
流石に The Ronny And The Daytonas が Bell/Amy 系の
子会社 Mala 所属である事からラベルクレジットにそれなりの
配慮がされている。
A-side は The Ghouls (Gary Usher production) meets
Ronny & The Daytonas といった作風のモンスターノヴェルティー
の隠れた逸品で Bobby Russell のオリジナル曲だ。
で B-side は彼らの念願だった Surf tune で、しかもタイトルが
“Surfin`s Cool” というノヴェルティーソング (笑)
ラベルの作者クレジットでは Mc.,-R., -W., -G., -W とされてるが
Mac Gayden (McGavock Dickinson "Mac" Gayden), Bobby Russell,
Bergen White, Hank Garland, John Buck Wilkin と読むのが妥当だろう。

 

The Diamonds
19-39
The Diamonds - Batman, Wolfman, Frankenstein Or Dracula
(7: Mercury 71534X45) 1959
Canadian vocal quartet.
Nice their novelty tune.
Written by Roy Alfred.

 

The Monstrosities
19-40
The Monstrosities -
Dance Along With Dracula (Doin' The Drac) /
Sing Along With Frankenstein (Aargh)
(7: Monster Records Inc. 001) 1964
Nice novelty rock & roll in monster theme.
Both sides Written by Dutzek, Lardas.

 
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