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Past Masters Volume One |
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LONG TALL SALLY |
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LITTLE RICHARD AND HIS BAND |
- LONG TALL SALLY / SLIPPIN' AND SLIDIN' (PEEPIN' AND HIDIN')
(SPECIALTY 572) |
1956 GEORGIA.REAL NAME RICHARD WAYNE PENNIMAN.
R & B / R & R SINGER,PIANIST.
E.JOHNSON-R.PENNIMAN.CHART HIT NO.33.
A-SIDE LATER BEATLES COVERED
(EP : LONG TALL SALLY / LIVE AT THE BBC / LIVE AT THE STAR-CLUB /
ANTHOLOGY 1 / PAST MASTERS 1) |
アーティスト表記がLITTLE RICHARD AND HIS BAND なのがオリジナル盤
で LITTLE RICHARD 表記が LATER PRESSING だ。
しかしこのシングルも実はライタークレジットによって3種類存在する。
先ずは E.JOHNSON のみの単独クレジットと
E.JOHNSON-R.PENNIMAN のクレジットと
E.JOHNSON-R.PENNIMAN-R.BLACKWELL のクレジットがある。
恐らく E.JOHNSON の単独クレジットがファーストプレスと
思われる。 E.JOHNSON とは Enotris Johnson の事で
Little Richard の養父。R.PENNIMAN は Richard Wayne Penniman で
Little Richard の本名。R.BLACKWELL とはプロデューサーの
Bumps Blackwell こと Robert Blackwell の事。
何故養父の名をクレジットしたのかというと育ててくれた感謝の表れで
これによってロイヤリティーをプレゼントしたかったらしい。
この養父のクレジットは「JENNY JENNY」でも記載されている。
これぞロックンロールの美談である。
オリジナル曲の Key は F だが、Paul の Key に合わせてGでカヴァー
している。オリジナルの Little Richard 先生はロックンロール大魔人の
異名(本当か?)にたがわず凄まじいヴォーカルを聴かせてくれるが、
Paul も大魔人に挑戦するかの如く、ハイトーンヴォーカルで歌い切っている。
64年頃のライヴでは John のシャウト(TWIST & SHOUT)で始まり、
この Paul のシャウトで締めていましたね。 |
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SLOW DOWN |
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LARRY WILLIAMS |
- DIZZY MISS LIZZY / SLOW DOWN (SPECIALTY 626 W/PIC SLEEVE) |
1958 NEW ORLEANS, ALABAMA.
R & B / R & R SINGER SONG WRITER, PIANIST.
NICE R & R DANCER 2 SIDER.A-SIDE CHART HIT NO.69.
B-SIDE LATER BEATLES COVERED
(PAST MASTERS 1 / LIVE AT THE BBC) |
「SLOW DOWN」を A面にしてリリースされたが Flip side の
「DIZZY MISS LIZZY」がチャートインしてしまった、所謂両 A面的なシングル。
John Lennon は後に Plastic Ono Band's Live Peace in Toronto 1969.
でもソロヴァージョンを披露しており John にとっての Larry Williams は
アイドルだった。
かなりラフな演奏だし、ピアノやギターリフもなんかたどたどしいけれど、
このスピード感溢れる演奏に John のヴォーカルが乗ったら文句なしで
カッチョエエ。とにかく、このスピード感は Ringo のドラムが決め手ですな。
Young Rascals のカヴァーヴァージョンも含め多くのミュージシャンが
カヴァーする登竜門的な名曲です。まずはカラオケで挑戦してみよう。 |
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MATCHBOX |
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CARL PERKINS |
- MATCHBOX / YOUR TRUE LOVE (SUN 261) |
1957 TENNESSEE.ROCKABILLY SINGER SONG WRITER.
A-SIDE ORIGINALLY RECORDED AS "MATCH BOX BLUES" (AKA MATCHBOX)
BY BLIND LEMON JEFFERSON IN 1927.
BOTH SIDES WRITTEN BY PERKINS.
A-SIDE LATER BEATLES COVERED
(EP : LONG TALL SALLY / LIVE AT THE BBC / LIVE AT THE STAR-CLUB /
PAST MASTERS 1) |
MATCHBOX は元々 R & B シンガーの Blind Lemon Jefferson が
1927年に録音した MATCH BOX BLUES を改作したもの。
この曲は Traditional Blues で Lead Belly も当時歌っていた。
もちろん Beatles のカヴァーモデルは Carl Perkins のヴァージョンである。
当初 Beatles は1961年からこの曲をライヴでカヴァーしており元々 Pete
Best
の持ち歌カヴァー曲として Pete Best がリードヴォーカルを担当していた。
Star-Club 時代では John Lennon がリードヴォーカルを担当し
BBC LIVE では Ringo Starr がリードヴォーカルを務める。
ここでは御大 Carl Perkins の御前での録音となった。
全員大張切りでレコーディングに望んだのではないだろうか?
それ程軽快で、ロックンロールしている演奏だ。
間奏のリードギターはモノとステレオでフレーズ゙が若干異なっている。 |
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BAD BOY |
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LARRY WILLIAMS |
- BAD BOY / SHE SAID "YEAH" (SPECIALTY 658) |
1959 NEW ORLEANS, ALABAMA.
R & B / R & R SINGER SONG WRITER, PIANIST.
NICE R & R DANCER 2 SIDER.
A-SIDE LATER BEATLES COVERED
(A COLLECTION OF BEATLES OLDIES / PAST MASTERS 1) |
A COLLECTION OF BEATLES OLDIESには、「THIS BOY」と間違われて
収録された。John のシャウト物はどれも素晴らしいのだが、個人的には
この曲をナンバー1に推したい。John ’ガキ大将’Lennon の本領発揮だ。
アレンジ゙面ではオリジナルにあるカウンターヴォーカルの「HE'S A BADBOY」は、
はずして大成功。とにかく「文句あっか!」の出来。 |
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